「生物多様性国家戦略2023-2030」が2023年3月31日に閣議決定されました。
この戦略は、2022年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」をもとにした新たな生物多様性の保全と持続可能な利用に関する基本的な計画で、2030年のネイチャーポジティブ(自然再興)の実現を目指して、地球の持続可能性の土台であり人間の安全保障の根幹である生物多様性・自然資本を守り活用するための戦略です。
この戦略では、5つの基本戦略ごと状態目標(あるべき姿)と行動目標(なすべき行動)が設定されています。
特に基本戦略1~3は農業に大きく関わるもので、基本戦略3では、「みどりの食料システム戦略に掲げる化学農薬使用量(リスク換算)の低減や化学肥料使用量の低減、有機農業の推進などを含め、持続可能な環境保全型の農林水産業を拡充させる」ということも掲げられています。
詳しくは、環境省ホームページをご覧ください。