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ボタニカルライト

植物や微生物の力で発電して光るライトで、電源がない場所でも、植物が元気に育つ環境があれば持続的に電力が得られる仕組みです。

植物は光合成によって成長に必要なでんぷんなどの有機物を作り、使わない分は根から排出しますが、根のまわりにはこの有機物を食べて分解する際に電子を排出する微生物がいて、その微生物や植物の力を利用して発電するそうです。

商業施設などの植栽演出をてがけるグリーンディスプレイと、電子基板設計などのニソールという会社がこのボタニカルライトの開発・普及に取り組んでいますが、より身近な場所で農業機器の電源をとれないかと考えたことがきっかけだったようです。

植物が育つ環境があれば、太陽光が届きにくい山林や室内でも持続的に発電可能で、イルミネーションや防災に活用が期待でき、山林で土砂崩れを感知するセンターなどに活用方法も広がっています。

それぞれの植物が持つ力を可視化できるば、例えば発電に適した植物を災害時の避難場所になる公園や避難経路沿いに配置して、停電時にフットライトなどを灯して誘導性を高めるようなこともできるそうです。

里山や森林が、自然やそこの生態系を守りながら、また違う形でエネルギーの供給源にもなっていきそうですね。

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