コンセプト

CONCEPT

~信条~

 

少しでも良い社会につながっていくような活動をしていきます。
健全な食べもの・食生活が、健康な心と体を作り、
そのことが健全な社会や生活につながっていくと信じます。

多様性の縮図である「草むら」のような存在でありたい、またそのような場所を広げていきたいと考えています。

 

 

 

TK-Project 合同会社の想い

環境のこと食のこと

今は書籍や新聞、ニュース、商品の購買などで、自然環境・地域環境ついての情報も得ることのできる機会は多くなっていますが、地域によって抱えている課題はまちまちであり、本質的なことを知りそれに対応していくには、現場の状況を把握していこうという意識とその機会、また現場の正しい情報を地道に継続的に伝えていくことが重要だと感じています。1人1人が出来得ることに少しでも取り組んでいくことで大きく変わっていくという思いでいます。

環境のことだけではありませんが、最近は、黒か白か、○か×か、といった極端な話題が多いような印象を受けます。環境のことを考え何か取り組んでいくにも理想や観念だけに捉われると、気後れしたり大変だという気持ちが強くなり、より良い解決になりづらいのではと感じています。気持ち的に重荷になりすぎず楽しく取り組んでいけることを意識しています。

とある本に、「環境保全とは自然環境を利用しつつ守ることで、ほかの事の進展や発展は抜きにして単に自然環境を守るという意味の環境保護とは少し違う。」という言葉がありましたが、このことが現状自分にとって、環境のことを考える時の思考の軸になっています。人類がしてきたことの結果として存在するのが環境問題ですが、人類がしてきたことの結果として存在するのが環境問題ですが、人々が日々の生活を営みながら自然と共生していく環境保全の思考や行動がポイントではと感じています。

また食のことに関しては、事業活動の軸でもある通り、地域環境や生態系、人々の身体のことを意識しながらそのことに配慮した食生活が大事だと考えていますが、完全にストイックに追い求めていく必要はないと思っています。食べたいなと思うものを食べる楽しさや食べるシチュエーションも大事です。自分もラーメン大好きでよく行きますし(年齢のせいか前よりは頻度は減っていてまた食後のもたれ感が出る時もありますが・・・)、ファミレスやファーストフードも時々行きます。また知人や大勢で何か食べに行く時も普通に食べています。大事なのは普段の食生活のベースを地域環境や生態系、人々の身体のことに配慮したものにすることや少しずつでも取り入れてみることだと考えます。

1日のうちの1食とか、1週間のうちの何日かとか、1食のうちの何品かとか取り入れていくだけでも違ってきますし、そういう風にする人達が増えることで大きな量や声になって、流通や生産の動きも変わってきます。大勢の人ができるところから少しずつやっていくことが大事です。

農業のこと

いま自分は、改めて自身の生きる意味を見つめ直しています。その結果として、人間が地球に生き残るためにすべきことを少しでもしていきたいと考えています。
人類がこの先もこの地球で生存し続けていくためには、自然環境や生態系と共生していくことは避けて通れないと思います。

人間はある時期(近現代)から、最低限の生活を維持するためと便利さや経済性、快適性を追求するために、つまりあくなき欲望を満たすために、地球の自然を収奪するようになっていきました。
これまでは、本来の地球が持っている力で何とか凌いできましたが(それでもものすごいスピードで疲弊していったと思います)、このままいくと、もはや完全に許容範囲、限界を超えてしまうと思います。

そのためには、地球に住む人々の生活やビジネスの思考やライフスタイルをどうにかしなければなりません。そして自然環境において直接的に大きな影響力を与える第一次産業のあり方をどうにかしなければなりません。中でも農業はそのインパクトが大きいと言えます。第二次大戦後、農業は化学合成農薬と化成肥料主体となってきました。結果として効率性は飛躍的伸びその恩恵も大きかったですが、それ以上に自然環境や生態系への影響が大きくなり各方面への犠牲を伴うことになりました。

私は、農薬や化成肥料が全てダメだとは考えていません。農業の生業としては、やはり継続できなければ意味がありません。要は考え方であり使い方ですが、今はかなり過剰であり偏っているのだと思います。必要最低限の使用にすべきであり、そのための工夫や勉強をしていく必要があります。そのための考え方・方法の一つに有機農業があります。ただそれも、有機農業は農業体系の一つの理想形だとは思っていますが、それが全てではないですし、万全で完全だとは思いません。その意識を持って、環境負荷を軽減できるような栽培体系を段階的にでもとっていくことが重要だと考え。

農業政策のこと

国際機関のOECD(経済協力開発機構)は農業保護を、政府が直接農家に支払う「財政負担」と、消費者が安い輸入農産物ではなく高く維持された価格で国内農産物を買うことで間接的に農家を支援する「消費者負担」の合計であるとしています。
日本の農業保護は、これまで主に「消費者負担」を中心に行なわれてきました。一方で欧州は、農業や環境に関する様々な問題への対応を経て、税金による「直接支払い」と「環境支払い」で農家を支援しています。持続的な農業、環境に負荷の少ない農業、景観に優れた農村を維持することは国民が望むものとして理解を得られています。